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2006年04月11日

宮中賢所物語って、面白いです。

私はお風呂に入って、パックとかするとき、本を読んでいます。4828412468.01._SL100_SCTZZZZZZZ_.jpg
最近、タイトルのご本を読みました。感想文を書きます。

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単なるお女中?物語だと思っていたが大きな誤解。であったのと、著者のお写真が載っているが、お若い頃と近影とでは、その美しさが・・(普通は加齢により衰えるはずであるのに・・)
もう、すごいのだ。顔つきが違い、すごい変わりようである。
などと書いてみる。が、
こういう感想文は見たことが無い。男性の書かれたコメントは、表層的だ。
あたしは、あくまで、ディテールに拘る。

ハレと、ケ、コレは従来民俗学では語られてきた事。ケガレ と言う本と、禁忌と汚穢、と言うご本が、
参考図書として、ご推薦できます。

さて、一般社会は、ざっと キレイか汚いか、この2分類。

ところが、ここ、宮中賢所は、更に、分類されて、その境界が非常にハッキリしてる。

御祭りしている神様に仕えるために日常がすっかり、この分類作業に、費やされる。
あたしの経験した、似ているものといえば・・

鬼ごっこだ。

でん、すると、関西では言ったが、タッチ、そう手をドンと鬼に、つかれると(身体を触られると)負け。である。

書中、まけ が出てくるがこれは生理の事。
まけはすべてのヒエラルキーから、はずれて、汚い、とされる。
ちなみに、血液の事はあせ、と言う。
手からの出血も、これは、まけ、の状態。

宮中は、清いところであるが、所謂世間からは一段と清いところ、と言う考え方なのだが、その中では、オオキヨ、ツギキヨ、と分類があり、大清、次清、となる。
これは、状態を表す言葉、フィジカルには、衣服の事だが、これは、大清、中清、となる。

今までにわかったことは、この次清、がいつものお勤め、、(内掌典)で、大清が神様の御用。
だから、清のうちでも、段階があり、これが厳密に守られているってこと。

ここで、驚くのは、大清、より、更に崇高なガイネン、もったいない。ってのが出現する事。

これはもう、もったいない、ので、タイヘンだ。

もったいない、に関する行為をしたときは、大清、は一段下↓に格下げとなる。
大清、の状態に戻る時には、もったいない気。を、落としてから戻ります。(マニュアルがあります)

著者は控えめに、50年以上お勤めしてようやく、会得しました。と書いていらっしゃるが、おそらく、自然にこれらが行為として成り立つまでには、生まれたときからそのリクルートに参画しないと無理なんじゃない?
とか思うくらいだから、最低でも10年はかかるだろう。

よそよそ、これはトイレの事なんだけど、よそよそに入って、おしっこして下半身の始末をし、でです。
着ている物には触ってはいけない!というのだから、どうやって、よそよそから出て、どうやって、着物を、パンツ
穿いてないかも知れない・・)元通りにするのか不思議である。がまあ、そこんとこはちゃんとマニュアルがあるのだろう。

第一、仕事中は衣服に触れるのはダメ、万一、触れれば、最初からやり直し。(最初からってのは
潔斎のことだが、これは、毎日する。

女性の職場で、毎日だから、先述した、まけ(生理)の時は働くのがダメだから、これが、休暇になっていたのか。。
本邦最初の生理休暇。なるほど。

今はもう、神様にお仕えするこの内しょうてんさんだけになってるけど、昔は、お殿様にはこうしてお仕えしていたのかも、、。
細菌の管理として、触る、ってのが感染の大きな原因であるから、伝染病には一定の効果があり、また、その予防方法として、効果的ではあった。うーん。世代を次いで、為政者となるファミリーのノウハウであったのかも
しれないとか、思った。

文中に出てくる、お のついた言葉、お片づけ、お冷、など今もしっかり生きている言葉のほか、関西では、(京都を中心として)普通のしゃべり言葉である、ような、口上、正直、こういう言い方って、あたしの母くらいの世代には普通だったよね。のような、感じで読んだ。だから、ここからはあたしの勝手な想像だが、関西出身の関係者だと結構、抵抗ないかも。とか思った。

たくさんの事を考えさせられた本だった。

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