関心ごろは、バイオリン
自分にとってはおもしろい。
でも他人は面白くない。そんな事多い。
そんなお話。どんな?
きっと、面白くないだろうなあ。 パーフリングの話。
って何よ。でしょ。でしょ。面白くないよね、。でも、聞いて。
パーフリング。これは、ヴァイオリン本体のあの優美な形の周りに2本の黒っぽい 線があるでしょう。あれのことなのです。
丁度ボールペンで描いたような細い線です。2本、間隔は線1本分、従って幅1.2ミリ。 線は0.4ミリ。くどいようですが、。0.4ミリの線、0.4ミリの空き、んで0.4ミリの線です。
Y子から賜ったヴァイオリン。縁在って私が使う事になった。
「少しこれ小さいので貴女に丁度いいと思う。」と。 大人サイズというのがあるのですが、これより、全長が5ミリ小さいのです。 この5ミリ、、というのもバカに出来ない。
私は彼女より小柄故、Y子の言う事は本当。 子供さんの弾く本当に小さいのがありますが、そうではなく、、あくまで正規の大人サイズなのだが、、気持ち小さいというもの。
長らく使ってなかったので、はっきりいって私が手に取った時は汚かった。
古いから、そうなのだと思ってた。 私は家具の図面を引いたりするので木に関しては一家言ある。 ためつ眇めつ、しげしげ眺めると、なかなかこれ味のある楽器なのです。 ようし、ちょっと磨いてやろう、と決心。 でも家具磨きを使うわけには行かないだろう、と言う事ぐらいは分かる。 専門書を買い、磨き用の道具を整え、、といってもオイルなのですが、、 磨いている途中で、このパーフリングに目が行ったのです。 当然ですよね。大切に磨くのですから。。。
うん?これ、これ、描いてあるのでないでえ? 象嵌とちゃうか?(ぞうがん)・・埋め込み技術の一種。・・・
ゾウガンならぬ、ロウガンになりかけてるいや、ほとんどそのものといってもいい、、 そんな目を見開いて、むーっと、近づいて真剣に見つめる。 どうもまさこの見るところ、これは黒檀、シナ類、黒檀の順番で象嵌してある!
1.2ミリが! 中のシナ類というのは感じでは、シナなのだが松かもしれない。 こんなシゴトするんや。すごい。
1.2ミリを象嵌や!まーてーよー。と言う事になった。 どれどれ、もっとフォーカスせねば。と、 お付き合いが始まり、このパーフリングというモノ「がパーフリング」であるということも 分かったわけでやんす。
そういう目でこの楽器を見ると、たくさんの発見があり、驚きがあり、 一体おまえはなぜ?ここにこうして、私と出会ったのだろう?と思わずにはおれません。 とても古い物である事、は分かったのです。 それから、フランスで作られた物であることも。 保存状態もいい、ことも。
なにより、私がこのヴァイオリンで、人生を楽しんでいる。 50歳からのお稽古に与えられたご褒美であることは確かなようです。 3日坊主でなく続けられたのはひとえにこの優れた楽器のおかげです。
こんないい加減な初心者が最初のヒトヒキから音出るのは音楽性もさることながら(?!)楽器が良かったからなのですから。。 御清聴、有難うございました。






